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ミステリの祭典

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もの憂げな恋人
ペリイ・メイスン

作家 E・S・ガードナー
出版日1987年10月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 5点 弾十六
(2019/08/16 20:08登録)
ペリーファン評価★★★☆☆
ペリー メイスン第30話。1947年10月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評の転載です。いずれ再読したらあらためて書きます。)
株を買い戻す合法的な狡い手口。典型的な銀行家。聞き込みには昔の大統領の版画がものを言う。州法では自動車のハンドルの柄に登録証をつけるきまり。ガーティがちょっと活躍、やはり「大柄な目方の多すぎる」体つき。(眼鏡でカマキリのように痩せていたのは「ころがるダイス」の時だけ)メイスンの危ない冒険はなく、トラッグと協力します。法廷は予審で決着。
(2017年4月1日記載)

No.1 7点 nukkam
(2012/09/12 16:41登録)
(ネタバレなしです) 1947年発表のペリイ・メイスンシリーズ第30作でなかなかの会心作の本格派推理小説だと思います(私の読んだハヤカワポケットブック版では1954年と誤記されてましたけど)。前半はなかなかつかまらない関係者の追跡がスリリングに描かれ、ようやく会えたと思ったらこれがとんでもない曲者という始末。ここで見せ場を築いたのが「ころがるダイス」(1939年)でも活躍していた受付係のガーティで、第12章のユーモラスな展開は思わず笑ってしまいました。さらに後半では現場見取り図を駆使しての緻密な謎解きまで堪能できて至れり尽くせりです。

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