水底フェスタ |
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作家 | 辻村深月 |
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出版日 | 2011年08月 |
平均点 | 6.00点 |
書評数 | 4人 |
No.4 | 7点 | take5 | |
(2020/03/27 02:03登録) 辻村深月さんは読ませます、 私の中では文章の上手な方の先鋒です。 子どもが寝たら風呂で読むのですが、 いつもうとうとしてしまって、 しかしこの作品はうとうとを越えて 中盤から加速、一度に読めました。深夜2時読了。 恋愛慣れしていない青年の話と、 閉鎖的社会の二重構造。 何が本当か青年目線で語られるので、 余計分かりにくくなっていてよいです。 血液型のくだりだけ安直だなぁと。 それがなければ8点です。 |
No.3 | 5点 | 白い風 | |
(2016/08/08 22:46登録) ミステリーより広海と由貴美のラブストーリーを楽しむ作品なのかな? 村の謎をや広海の両親が本当は何をして何をしなかったがちょっと中途半端に終わった気がする・・・。 ラストは広海が真相を公表するような終わり方だったけど、今後高校2年生の広海は暮らしていけるのか?? 個人的には二人の愛を含め、何が真実で何が偽りだったのか分からずスッキリできませんでした。 |
No.2 | 6点 | 風桜青紫 | |
(2015/12/20 01:40登録) 絡み付いてくる幼馴染みをうっとうしがる厨二主人公……。と思いきや、本当にうっとうしがってて笑える。おせっかいなおかあさん、ひょろいけど理解のあるおとうさん、診療所の頼れるアニキ、不良だけど純心なトモダチ。少年マンガの主人公みたいな悪くない家庭だけど、オリバーが新しい価値観を持ってくることで一気に身近な人間が恐ろしくなってまう。正直下手なホラー小説よりぞくりとくる。辻村さんのたくらみにまんまと乗せられたと言えよう。しかし幼馴染みの「門音」って名前……ww。これは一種のブラックジョークなんだろうか。 |
No.1 | 6点 | ayulifeman | |
(2012/03/25 22:38登録) 村社会の閉塞感が楽しめます。 年上の都会のお姉さんにもてあそばれるうらやましい高校生男子の姿も楽しめます。 この本を読んでまたアイポッド聞くようになりました。 |