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ミステリの祭典

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疑わしきは罰せよ
赤かぶ検事奮戦記①

作家 和久峻三
出版日1976年05月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2012/09/12 22:11登録)
”赤かぶ検事”こと柊茂(ひいらぎ・しげる)検事が活躍する連作短編集。シリーズはなんと100作以上出ているらしいのですが、本書はその記念すべき第1作です。

シイタケ栽培用のビニールハウスで中毒死(第1話の表題作)など、飛騨高山という舞台を活かした話がなかなか味があっていいです。娘の弁護士との父娘法廷対決(第4話)なんていうシチュエーションも地方都市ならではでしょう。検事に転勤はつきものとはいえ、大都市に異動になってからのシリーズは、楽しめなくなったような気がします。

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