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ミステリの祭典

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楽園

作家 樋口有介
出版日1994年11月
平均点3.50点
書評数2人

No.2 3点 ボナンザ
(2024/01/03 17:20登録)
いつまでも同じような話を繰り返し、唐突に終わる。

No.1 4点 makomako
(2012/03/17 22:49登録)
 作者のマイベストなのだそうだが、私にはどうもいただけない。樋口氏の作品は洒落た会話が魅力の一つなのだが、これにはほとんどそういった趣向はない。
 多分楽園と銘打っているのだからとてもきれいな風景などがあるはずだが、小説にはそういったところはほとんど出てこない。暑苦しくて腐ったような臭いがただよい、住んでいる人たちは怠け者で愛想が悪い。
 大体日本人がほとんど出てこない日本人が書いた小説というのも珍しいのだが、作者がズック人たちに愛着を感じているようにもみえないので、読んでいてもなんだかつまらない。話自体もはっきり言って支離滅裂に近い。
 作者のファン投票なるものでも本書が最下位であるらしい。私も樋口氏の小説の中では最も面白くなかったくちです。

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