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ミステリの祭典

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海泡

作家 樋口有介
出版日2001年06月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 5点 ボナンザ
(2025/12/06 19:51登録)
わざわざ創元が出しなおしただけあって樋口作品のよさが散りばめられた良作。青春の残酷さを感じさせる。

No.1 7点 makomako
(2012/02/03 19:56登録)
 小笠原を舞台にした青春小説であるとともに推理小説でもある。ただ本格推理としてはちょっと甘い。樋口氏の主人公はれいによってかっこいい受け答えをするし、何故かとてももてる。いいなあ。
 こんなふうに暮らせたらいいな。でもある面つらいのかな。同世代の人間としてこの作者の作品はとても気になる。あまりに違う青春を送ってしまったからかもしれないけど、ぜんぜん違う人間にいやみなくこんな青春を読ませてしまうところに作者の力量を感じます。
 

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