home

ミステリの祭典

login
人形式モナリザ
Vシリーズ

作家 森博嗣
出版日1999年09月
平均点4.91点
書評数23人

No.3 2点 モトキング
(2003/08/18 16:46登録)
完全に同感。これ以降は堕落の一途。
味をしめた、というのか。ミステリ読者の「程度」を誤認してしまったというのか。
私は前シリーズが好きだったので敢えて言いたい。
勘違いしないで欲しい。ミステリとしての基盤が在ってこそ、その上にキャラクターが生きていた前シリーズが読者に受けたのだ。本小説以降のミステリ的内容は、誰がどう見ても手抜きにしか見えない。やっつけ仕事だ。
キャラの魅力は問題ないのだから、ミステリの部分について、初心に戻った真摯な姿勢で、創作に取り組んで貰いたい。
ミステリの創作は、そこが最も心血を注ぐ部分で、だからこそ選ばれた者にしか書き得ない。商品として、その才がない(だろう)我々が買う価値を感じられるのだ。
森作品といえど、このミステリの基本原理を崩すことは出来ない。と、思う。
だから皆が低評価なのだ。

No.2 6点 もよもよ
(2002/12/25 22:07登録)
殺人事件の方は、人形信仰や悪魔崇拝が出てくる割に薄味で、そのためラストのインパクトも薄かった気がします。一番驚くべき場面は別に用意されているのかもしれませんが。
もう一方の、紅子と林と七夏の三角関係は、濃過ぎ。この設定は悪趣味だと思う。共感できない。
そう思いつつも今後も読んでしまうだろう自分がちょっとイヤになります。

No.1 3点 りょう
(2002/03/18 01:36登録)
ごめんなさい。私にとっては、「ここから森作品にハズレが増えた」という作品です。

23中の書評を表示しています 21 - 23