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ミステリの祭典

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大当たりの死
刑事コロンボ

作家 リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
出版日1994年02月
平均点4.50点
書評数2人

No.2 5点 バード
(2025/08/10 08:37登録)
『刑事コロンボ』シリーズ3冊目。
早い段階で事件が発生し、以降はほぼ全てコロンボと犯人組との会話劇のみなので、途中で少し飽きてしまった。もう少しストーリーの起伏は欲しかった。例えば犯人組で内ゲバして、二人目の犠牲者が出るとかね。
ただ、劇中で繰り広げられるコロンボの揺さぶりとラマールのディフェンスは中々に見もの。そして最後には反論の余地の無い決め手が見つかり終幕と、最低限のつぼは押さえている。

まとめると、本作は及第点クラスである。犯人との攻防は悪くないが、ストーリーの単調さが足を引っ張った。

No.1 4点 大泉耕作
(2012/01/08 15:26登録)
新シリーズの粗いところを集約したような作品。
プロットと発想はよかったけれど、気の利いた手掛かりがありながらそれを最後まで引っ張り延ばすようで好感は持てない。
構成の不備を抱えたまま作品化されたよう作品でした。

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