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ミステリの祭典

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孤虫症

作家 真梨幸子
出版日2005年04月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 シーマスター
(2012/09/19 22:30登録)
作者のデビュー作だが、後の「ドロドロ三部作」を遥かに凌駕するエログロミステリー。

荒削りの感は如何ともしがたいし播きっぱなしの餌もチラホラ残るが、それなりの仕掛けと牽引力を兼ね備え、メフィスト賞にふさわしいエキセントリックな意欲作だとは思う。エログロ不耐性のないミステリファンには一読の価値あり・・・とも思う。

まぁ正直この人の作品にもそろそろ食傷気味になってきたが、じゃあ個人的にもっといれ込める未読のミステリーがすぐ見つかるかというとなかなかなぁ・・・

No.1 6点 メルカトル
(2011/11/22 21:23登録)
第32回メフィスト賞受賞作。
序盤から中盤にかけては非常に面白く、のめり込める。
終盤はまったりしてきて、ラストはもやもや感が残る、なんとも評価の難しい作品である。
しかし、疑問点がいくつか謎のままだし、描ききれていない部分もある。
だから、ミステリのカテゴリーに分類するには抵抗がある、かといってホラーでもないし、なんだろう。
エロ描写やドロドロした恋愛物が好みの読者には受けると思う。

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