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ミステリの祭典

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スパイダーZ

作家 霞流一
出版日2011年10月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 5点 kanamori
(2011/12/18 21:23登録)
本格パズラーと警察小説のハイブリッドというだけでなく、B級アクション、バカミス密室トリック、操りの構図(なにせ、スパイダーですから)など、多彩なミステリ趣向を盛り込んだなかなかの力作だと思います。
問題は、自分が信じる”正義”のためには手段を選ばない主人公の刑事・唐雲の人物造形にあって、この人物に感情移入することは難しいでしょう。
むしろ、ノワールまたはサイコミステリが好みの読者のほうが合うかも。

No.1 8点 黒い夢
(2011/10/20 07:58登録)
細かな伏線を回収しながらの事件解決へのプロセスは見事だったと思います。事件そのものについても楽しめました。と、このまま書評を述べてしまっていいのかとためらわれるような気もします。怪作です。特に主人公のキャラはとんでもなく強烈でした。

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