彼女はもういない 城田理会警視シリーズ/改題「狂う」 |
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作家 | 西澤保彦 |
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出版日 | 2011年10月 |
平均点 | 5.00点 |
書評数 | 1人 |
No.1 | 5点 | まさむね | |
(2012/03/25 22:53登録) 「R‐18ミステリ」と言うだけあって,グロテスクな犯罪シーンもあり,苦痛に感じる方も相当いらっしゃると思います。ご注意ください。 その点を別にすれば,一気に読ませるプロットで,思ったほどの嫌悪感は無かったです。あれ?いつもとはちょっと作風が違うのか?と思わせておきつつ,最終的には「やっぱり西澤サンだったよ!」って感じ(敢えて多くは語りませんが)。読後に振り返ってみると,タイトルと表紙にも味わいがあります。 惜しいのは,主人公の狂気発露の理由(同窓会名簿のヤツ)が常人にはピンと来ないこと,さらに城田理会警視の存在が中途半端なこと。 ちなみに,西澤さんは,同窓会名簿が好きですなぁ。きっと,短編集「必然と~」と同時期に構想したのしょうねぇ。 |