世界が終わる灯 |
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作家 | 月原渉 |
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出版日 | 2011年09月 |
平均点 | 5.00点 |
書評数 | 2人 |
No.2 | 5点 | 虫暮部 | |
(2023/05/19 13:06登録) 密室やアリバイのトリックは確実性に欠けるなぁ。 “因果応報とでもいうような、運命的ななにかを求めた〈儀式〉である”。 成程、その解釈はかなり説得力を感じる。グッジョブ! あっ、でも結局は自らの手で射殺しちゃったじゃないか。納得したのに台無しだよ。 件のヨットに乗り合わせたらどうしよう。 水も食料も平等に分ける、但し、君が死んだら肉を食うことを許してくれ。 これがフェアだ。 |
No.1 | 5点 | まさむね | |
(2011/10/19 21:40登録) 舞台はニュージーランドの山間部。吹雪で走行中の豪華寝台列車内で,首切り密室殺人が発生。その後,列車はトンネル内で急停止し,列車内から次々と人が消えていく。通信機器はすべて破壊され,孤立状態に・・・。 設定としては本格モノの王道といえますし,個人的にも好みのど真ん中です。 ただし,トリックらしいトリックは1点のみ,かつ,「やっぱりそうでしたか」といったレベル。ミスリードも「いかにも」といった感じ。驚きは少なかったですね。 とはいっても,決して読んで損をしたなと感じた訳ではありませんし,別の見方をすれば,優等生的な作品と言えるかもしれません。(優等生=魅力的とは言い切れないという意味を含めて。) |