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ミステリの祭典

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野兎を悼む春
ジミー・ペレスシリーズ シェトランド四重奏

作家 アン・クリーヴス
出版日2011年07月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 ボナンザ
(2022/07/31 18:41登録)
話としては島の生活を濃密に描いているので結構面白い。ミステリ面は長く引っ張った割に自然に解決した感がある。

No.1 6点 nukkam
(2015/11/29 21:21登録)
(ネタバレなしです) 2009年発表のシェトランド四重奏第3作です。第1作の「大鴉の啼く冬」(2006年)では謎解きと物語性のバランスに感心したのですがこのシリーズ、段々と謎解き要素が後退しているような気がします。地味な展開ながらも退屈させない筆力はあるのですが、終盤のペレス警部と犯人のやり取りの中で真相に至る推理プロセスがほとんど語られないのは個人的には不満です。本格派推理小説を読もうとする読者にもう少し配慮してほしいです。

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