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ミステリの祭典

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いつもの朝に

作家 今邑彩
出版日2006年03月
平均点7.50点
書評数2人

No.2 7点 虫暮部
(2023/06/30 14:56登録)
 紋切り型の素材を組み合わせて、やはり紋切り型の物語を上手に描く、そんな作風なので、特に導入部はありきたりな表現が鼻に付く。中盤で、成程こう来たかと感心&これにどうオチを付けるのかと上から目線の注目。結果、驚きは無くても程好い着地点で、冷笑的にならずに本を閉じられたのだから上出来だろう。最終章が伝聞なのは上手い演出だと思う。

No.1 8点 makomako
(2011/07/16 14:32登録)
これは厳密にいうとミステリーではなく、評にも書かれているように兄弟小説ではあるが、なかなか感動的でした。でもミステリーの要素はしっかりと書き込まれており、ストーリーも二転三転、そして意外な結末も用意されている。長編であるが一気に読んでしまった。最後のほうがちょっとくどいのがちょっと減点。

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