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ミステリの祭典

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太平洋の薔薇

作家 笹本稜平
出版日2003年08月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 SU
(2026/03/13 22:47登録)
船長の柚木静一郎がスマトラ島から横浜へ向かう航行中、海賊にシージャックされてしまう。しかも彼らはただの海賊ではなく、国際的テロリストだった。
多彩な人物たちがそれぞれの思惑を秘めて動く中、荒波の中を突っ切っていく。テロリストたちの意外な計画と、いかにしてそれを阻止するかという駆け引きの面白さに加えて、海という大自然の脅威もたっぷりと描かれている。
海の男たちの勇気と矜持を丹念に描くことで、冒険小説としての厚みが生じている。後半、謀略小説としての部分が、やや駆け足になってしまっているのが残念ではある。

No.1 6点 zuso
(2024/02/23 22:21登録)
灼熱のマラッカ、ベテラン船長の引退航海に、日本の老朽貨物船が謎のテロリスト集団に乗っ取られる。
冷戦時代に開発された、最強のウイルス兵器の謎、荒天の下、男たちの野望と憎しみが錯綜する海洋冒険小説で、複雑怪奇な国際事情が巧みに取り込まれている点も抜かりない。

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