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ミステリの祭典

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歌う死体
刑事コロンボ

作家 リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
出版日1995年03月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 青い車
(2016/02/26 20:53登録)
構成の緊密さが冴えたエピソードで、映像化されてもけしておかしくなかったと思います。テープレコーダーのトリックと他殺であることを見抜く推理は大したものではありませんが、被害者の飼い猫からいくつもの手がかりをつかむコロンボ警部の名推理は大きな見どころです。また、敏腕女性キャスターである犯人のシルヴィアがコロンボをテレビ出演に誘うくだりなどは他の作品にはない新鮮さがあります。僕は刑事コロンボの女性犯人ものは対決感が乏しいものが多いのが不満だったのですが、シルヴィアはコロンボと丁々発止の対決を見せてくれます。実に魅力的な犯人です。フェアな伏線に基づいた詰めに至るまでよく練られた秀作といっていいでしょう。

No.1 6点 大泉耕作
(2011/04/13 15:05登録)
コロンボ警部のいつもながらの推理力は抜群である。映像化にしたら新シリーズのトップのなっていたはずなのが残念であるが、小説であればドラマで監督の想像するような映像ではなく自分で想像する楽しみが出来るので、それはそれなりで良い。ミステリ的にもすごく面白くてコロンボと犯人の対決はまさに必見! 見たかったなあ・・・。

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