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ミステリの祭典

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ファイアボール・ブルース

作家 桐野夏生
出版日1995年01月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 6点 TON2
(2012/11/11 17:19登録)
文春文庫
女子プロレスを舞台にした青春ミステリー。神取忍をモデルとした主人公のストイックな生き方は爽快で、男よりも性根がすわり、とても美人に思えます。プロレスというと八百長ショーと頭に浮かびますが、この世界で精一杯自分を失わずに生きていくかっこよさを感じます。
女のハードボイルドを書かせたら、この作者は天下一品です。

No.1 4点 江守森江
(2011/03/25 01:03登録)
神取忍をモデルにした女子プロレス小説に薄味なサスペンスを盛り込んだ作品。
一時期男子プロレス以上に女子プロレスにハマっていた(もっとも全女のテレビ中継だけだが)
神取忍より北斗晶の方がプロレスラーとしては遙かにエンタメ性が高いし、それ以上に《飛翔天女》豊田真奈美が、魅せる女子プロレスでは抜けたナンバーワンだろう。
女子プロレスという好きなテーマの作品なのと短い作品なので読み切ったが、以前に作者の作品(タイトルは忘れた)を途中で投げ出した事を思い出した位に視点や作風が合わないと感じた。
続編もあり一気に読む予定で図書館から借りていたが震災と相俟って読む気が失せたので返却してしまった。
はっきり言ってプロレスラーだった頃の神取忍やその時代の女子プロレスが好きだった人以外には全く無用な作品。
ミステリーとしては3点だが、女子プロレス等の裏事情が少し楽しめたので4点とした。

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