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ミステリの祭典

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黄泉津比良坂、血祭りの館
朱雀シリーズ

作家 藤木稟
出版日1998年11月
平均点5.33点
書評数3人

No.3 5点 羊太郎次郎吉
(2016/03/24 12:42登録)
冒頭の天主家の少女達を品定めするような容姿描写が不愉快だった。華子は可哀想だな。周りの少女達が美少女だらけで同じ両親から生まれた姉ですらまあまあの顔なのに自分だけ醜女だなんて。

No.2 10点 やすし
(2001/08/08 23:01登録)
群鶏の一鶴である。推理小説は謎の解明よりも博学多才でダンディなものが優れているのである。文体もできあがっているし、朱雀十五の過去と現在が二つの作品で結びついているのもファンにとっては嬉しいことである。読んではがっくりすることの多い現代推理小説界のなかで、この小説はひときわ輝いている。こんな私の書評を見ている暇があったら、早速財布を懐に入れて、本屋に駆け込むべし!

No.1 1点 pon
(2001/07/26 01:50登録)
これはつまり『血祭り』の方も含めてってことかな。ここまでくるとむしろ凄いというべきだね。暗号は暗号じゃないし、解決もまるで解決になってない。あんな理屈じゃ岩は動かない。「テル・ミン」て「テレミン」のことなのかな。テレミンさんが作ったから「テレミン」なんであって、そんなところに「・」は入らないと思う。1920年にソ連で発明された楽器だから、大正十年に日本に演奏者がいるというのは少し苦しい。それに、電気楽器をどうやって林の中で鳴らしたんだろう。

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