グラン・ギニョール |
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作家 | ジョン・ディクスン・カー |
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出版日 | 1999年04月 |
平均点 | 6.00点 |
書評数 | 2人 |
No.2 | 7点 | レッドキング | |
(2022/05/23 05:31登録) ジョン・ディクスン・カー第八短編集(とは、言えないか・・) ※ミステリ評論付きが嬉しい。 「グラン・ギニョール」 密室付き処女長編「夜歩く」の前バージョン。読者への挑戦状(世界初らしい)付き。7点 その他、「悪魔の銃」(ホラー)、「薄闇の女神」(歴史浪漫)、「ハーレム・スカーレム」(?)は、採点対象外。 ※カーのミステリ四戒・・①探偵・使用人、②疑わしい人、③複数人、が犯人てのはダメ。④多重解釈エンドなし。 て、言ってる舌の根も乾かぬ内に・「が、傑作と呼ばれる作品では、そのいずれも破られてる・」って・・(*^_^*) |
No.1 | 5点 | kanamori | |
(2011/01/29 13:49登録) ディクスン・カーの幻の初期作品を収めた中短編集。 目玉作品は、デビュー長編「夜歩く」の原型である表題作の中編「グラン・ギニョール」で、メインの密室トリックは同じですが、余分なエピソードがないぶんスッキリしています。終盤バンコランの謎解きで犯人を追いつめるシーンがスリリング。 その他の、怪奇譚、歴史ものなどの短編はいまいちでしたが、カーのミステリ論エッセイの完全版「地上最高のゲーム」は、マニアには嬉しいかも。 |