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ミステリの祭典

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流星航路

作家 田中芳樹
出版日1987年12月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 6点 kanamori
(2010/12/12 18:02登録)
"李家豊”名義で探偵小説専門誌「幻影城」に発表された初期作品8編を収めた短編集。
なかでは、幻影城新人賞のSFミステリ「緑の草原に....」が出色の内容。地球に似た惑星へ降り立った調査隊全滅の謎、先住生物の正体の意外性、主人公のA級捜査官の正体の意外性など、伏線も充分でミステリ趣向が光っています。
その他、タイムマシンによる追跡劇で、駆け落ち男女の究極の逃亡手段が印象に残る「いつの日か、ふたたび」、後のSF冒険小説の原型ともいえる「懸賞金稼ぎ」「深紅の寒流」などバラエティに富む作品が揃っています。
なお、解説は幻影城新人賞同時受賞の連城三紀彦氏。

No.1 7点 Tetchy
(2010/12/05 21:36登録)
ミステリー色はさほど濃くなかったが十分楽しめた。安心して読める作品。

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