home

ミステリの祭典

login
すべては死にゆく
マット・スカダー

作家 ローレンス・ブロック
出版日2006年12月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 7点 あびびび
(2014/12/03 13:41登録)
殺人鬼がどういう方法でアパートに忍び込み、殺人を企てるのか?なるほどそういう手があったか!

マット・スカダーも60代の半ばになり、この内容だから、シリーズの終わりを感じさせたが、続編があるということでホッとした。ある意味、マンネリ化は感じるが、それでも常に新しい発見があり、本当に外れのないシリーズである。

No.1 6点 kanamori
(2011/08/10 18:10登録)
もとアル中の私立探偵、マット・スカダーシリーズの16作目。
”もとアル中探偵”という呼称の「もと」はアル中に係るのだけれど、スカダーとエレインの穏やかな会話と醸し出す雰囲気は隠居した私立探偵を思わせる。
本書のメインプロットは、前作「死への祈り」の続編で、殺人鬼がスカダーに復讐を企てる物語。しかし、これまでのシリーズで重要な役割を果たした懐かしい人物たちへの言及が何度も挿入されている構成のほうが気になった。今年になって次作の出版が予定されていると知って安心したが、これは最終作ともとれる内容だった。
30年近く読み継いできた思い入れのあるシリーズなので、出来るだけ長く続けてもらいたいものだ。

2レコード表示中です 書評