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ミステリの祭典

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ミステリ絶対名作201
瀬戸川猛資編

作家 事典・ガイド
出版日1995年12月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 kanamori
(2014/01/13 13:56登録)
瀬戸川猛資氏ほか7名の精鋭書評家による討議を経て選定した海外古典名作ミステリのガイドブック。前年に出版された「ミステリ・ベスト201」と同じ執筆陣で、いわば姉妹編となるが、現代編の「ミステリ・ベスト201」に対して、本書は70年代以前の古典名作を対象としてる。
”絶対名作”とは、時の流れに左右されない今読んでも面白い作品という意味ですが、収録作品の多くが絶版という状況が何とも皮肉的です。出版状況のほうが時の流れに左右されてしまいました。ただ、個人的には絶版本蒐集が大好き人間なので、これはこれで問題ないのですがw
今回、久々に目を通し未読本を数えてみると68冊もありました。本格はほとんど読んでいる一方で、ハードボイルド・警察、サスペンス編には、まだまだ読んでみたい”名作”がいくつもある。またもや探求本が増える結果となりました。

ちなみに、海外ミステリ総合データベース・サイトとして有名な「ミスダス(MISDAS)」には、アメリカ探偵作家クラブ主催や文春の「東西ミステリーベスト100」(旧版)など、諸々のオールタイムベスト表が掲載されていますが、この「ミステリ絶対名作201」も載っていますので、選定作品に興味のある方は覗いてみてください。

No.1 5点 Tetchy
(2010/10/05 21:51登録)
前作のミステリ・ベスト201では1ページに1作紹介し、上下2段の文章にぎっしり情報がつめられていたが、本書ではジャンル別になされた座談会が掲載され、作品紹介は1ページに2つと情報量が半減。初めて読むシリーズがこれならばアリだが、1作めを読んだ後では、面白さ半減。

選出された作品も絶版が多いのが残念。古本屋巡りの際の発掘本参考書とするのがいいのかもしれない。

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