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ミステリの祭典

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キッド・ピストルズの醜態
キッド・ピストルズシリーズ

作家 山口雅也
出版日2010年09月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 SU
(2020/07/13 18:11登録)
濃密な仕掛けとねじくれた趣向に満ちあふれている。

No.1 6点 kanamori
(2010/10/08 17:54登録)
パラレル英国を舞台にしたパンク刑事コンビ連作シリーズの第6弾。中編3作収録。
シリーズの「慢心」や復帰作「最低の帰還」の出来がいまいちだったので、不安と期待半々で読みましたが、「だらしない男の密室」と「革服の男が多過ぎる」がパズラーの水準を軽くクリアしていて楽しめました。
前向性健忘症や多重人格症などの、ミステリ的に便利な使い古された病症ネタを使いながら、予想外の捻りが施されている点はさすがと思わせます。

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