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ミステリの祭典

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女とギャンブル

作家 富島健夫
出版日1995年09月
平均点3.00点
書評数2人

No.2 2点 あびびび
(2010/08/25 13:39登録)
江守さんから懐かしい名前。このコーナーで
彦坂郁雄の話が出るなんて!

私はその彦坂のインタビュー記事を作成するために、
千葉の館山まで行き、民宿で朝まで飲んだ経験があります。
もちろん、競艇場で「特別ゲスト」である冨島健夫にも
何度も会いました。

そのころこの本を読んだのですが、内容はあまり覚えて
いません。あまり推理的要素はなかったのでは?

No.1 4点 江守森江
(2010/08/25 05:19登録)
モーターボート記念競艇開催中。
大学時代の日本全国公営ギャンブル場巡りの中心は競馬だったが競輪・競艇もチラホラ巡った(オートレースは自宅から通える船橋と川口のみ)
その巡った当時全盛だった艇王・彦坂の連勝エピソードが描かれ懐かしかった。
基本は作者の趣味だった競艇に惚れた女を口説く官能小説だが、主人公の生業が競艇のコーチ屋で、ギャンブル場での騙し(客を誑し込む)の手口も紹介され極めて小規模なコンゲームになっている。
帰り道のデンスケ賭博、出目本売りなどの手口も詐欺そのもので本で読んで知っていたので騙されずにすんだ(飲んだ時に友人の何人かは初心者の頃に騙されたと恥ずかしそうに語った)
南関東ギャンブル場巡りをしていた頃は各競技独特の予想屋のレース解説、推奨出目を晒さずに能書きを続けて予想を売る話術に魅せられた。
競馬ミステリーは数多あるのに競艇・競輪・オートを扱ったミステリーは極めて少ないのは日本発祥なギャンブルだからなのだろうか?
※追記
あびびびさんの指摘通り読者が推理する要素は全くありません。
なので私的なミステリーの範疇に含めるか悩みましたが、競艇(公営ギャンブルでは一番推理要素が高い)を扱った作品が少ないので特例的に含めてみました。

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