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ミステリの祭典

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鳥居の赤兵衛
宝引の辰捕者帳

作家 泡坂妻夫
出版日2004年08月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 虫暮部
(2022/09/14 13:22登録)
 一つのアイデアで押し通す話ばかりだったこのシリーズだが、本書には二の矢を射る作例が幾つか見られ意表を突かれた。やはりこのくらいの展開はあった方が読み応えがある。
 その一方で、あっけなく終わる短い話も、息抜きとして悪くないな~と言う心境になって来た私である。

No.1 5点 kanamori
(2010/08/17 18:26登録)
宝引の辰捕者帳シリーズの第5短編集。
本書もミステリ的にうす味な内容ですが、シリーズを通して読んでいれば、江戸人情話がなかなか読み心地いいと感じます。
なかでは、日常の謎系の「鳥居の赤兵衛」と、暗号ミステリの「雪見船」あたりがまずまずかなと思います。

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