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ミステリの祭典

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丘の上の赤い屋根

作家 青井夏海
出版日2010年06月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 江守森江
(2010/07/31 07:37登録)
地方のFMラジオ局を舞台にしたコミュニティー小説で、細かな気付きや伏線はあるが全くミステリーではないと思わせながら最終章には放火の(一応)意外な犯人が用意されていた。
もしミステリーならタイトルの謎を解明する話だと思っていたらアッサリ解明され一杯食わされた。
そもそも主題は、中途半端に東京近郊な地方都市の住人達が抱える問題やラジオ局の面々の家族関係を描くことにあり、ハートフルなコミュニティー小説として読む作品だろう。
古めな洋楽に興味があれば各章の前にあるタイトル・リストも楽しめるだろう。
作品に因んで私の“あな四”(三曲に絞れず)を記す。
「安奈」甲斐バンド
「時の過ぎゆくままに」沢田研二
「白い海峡」大月みやこ
「旅先の雨に」新沼謙治

No.1 5点 kanamori
(2010/07/28 17:37登録)
東京近郊の地方都市にある小さなラジオ局を中心に、多彩な人間模様を描いたいハートフルでノスタルジックな物語。
ミステリ的な趣向はほとんどありませんが、主人公格の男女2人の新住民の生き方にからめて、色々な人々の人生の断面をみせてくれる。脇筋のエピソードを予定調和的にまとめないのは、作者のこだわりを感じる。

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