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ミステリの祭典

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血の絆

作家 A・J・クィネル
出版日1985年02月
平均点7.00点
書評数2人

No.2 7点 あびびび
(2016/07/25 01:28登録)
自分が初めて読んだ本、「ロビンソン・クルーソー」を思い出した。今まで全く会ったことがなく、国籍も違う4人(男女二人ずつ)が縁あって小さな帆船(と言ってもエンジン付き)でインド洋を航海し、手に汗を握る冒険劇を演じるわけだが、その4人に関わる人々も魅力で、最後は大円団で幕を閉じる。

ミステリにはほど遠い、純粋的な冒険ものだか、たまにはこんな本もいいかな…という感想。しかし、インド洋の真珠と言われるセーシェル諸島やモルジブあたりの魅力は半端でなく、思わず地図を広げて位置確認したが、やはり日本からは遠い。

No.1 7点 kanamori
(2010/07/23 18:01登録)
正統派の海洋冒険小説。
子供の生死を確認すべく未亡人がおんぼろのヨットでインド洋へ旅立つ。途中次々と仲間になる3人の男女との交情、インド洋の島々の情景など、印象に残るシーンに溢れています。
元傭兵もののバイオレンス・サスペンスもいいが、日常からの逃避の読書として最高の時間を過ごせる名作。

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