針の眼 |
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作家 | ケン・フォレット |
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出版日 | 1980年07月 |
平均点 | 6.50点 |
書評数 | 2人 |
No.2 | 6点 | あびびび | |
(2012/03/05 19:39登録) ドイツが占領したフランスに援軍がくる。果たして連合軍はどこへ上陸するのか?それで第二次世界大戦の運命が決まる。 コードネーム「針」がその命運を握っている。ドイツのスパイとしてイギリスに潜伏し、貴重な情報を取得したその男が、スコットランド沖で待っているUボートまで辿り着けるかどうか?なにしろ、ヒットラーがその情報を首を長くして待っているのだ。 文章を読みながら、まるで映画を見ているような感覚に陥った。スパイものは幸運に恵まれるかどうか、その緊張感が素晴らしい。 |
No.1 | 7点 | kanamori | |
(2010/07/22 21:13登録) 第二次大戦終盤を時代背景に、英国潜伏中のドイツ人スパイを主人公にした冒険スパイ小説で、著者のデビュー作。 連合軍のD-デイ情報をヒトラーにいかにして伝えるか、サスペンス溢れる展開が続くが、孤島で出会う女性との交情は、後に、”ハーレクイーン冒険小説”と揶揄される片鱗も覗えて面白い。 本書のD-デイ情報を真珠湾攻撃情報に置き換えれば、佐々木譲「エトロフ発緊急電」になります(笑)。 |