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ミステリの祭典

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風来忍法帖
忍法帖

作家 山田風太郎
出版日1964年01月
平均点8.00点
書評数2人

No.2 8点 itokin
(2013/10/15 18:47登録)
氏の忍法物は面白いですね、中でもこれはトップクラスです。
読み手の上をゆく展開で奥行きが深く奇想天外の忍法も違和感を感じません。私は時代物が好きなのでよく読みますがセリフの言い回しがまさしく正調で時代物も第一人者だと感じさせられます。
それにしても馬左エ門はかわいそうですね。

No.1 8点 kanamori
(2010/07/08 00:19登録)
風来坊の7人の香具師たちVS風魔忍者という構図で、忍法帖本来の楽しさを満喫させてくれる隠れた傑作です。
どうしようもない風来坊の男たちが、麻也姫というヒロインに出会って心機一転、困難なミッションに挑むというストーリーは、後の山田正紀に見られる素人VSプロのアクションものに影響を与えたに違いありません。
主役格の7人の男たちが個性豊かで、読むほどに魅力に満ちて来るのは不思議な感覚です。

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