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ミステリの祭典

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京都着19時12分の死者

作家 津村秀介
出版日1986年07月
平均点4.50点
書評数2人

No.2 5点 測量ボ-イ
(2012/01/05 20:12登録)
これぞ「ザ・トラベルミステリ」というべき作品ですね(笑)
メインとなる謎のアリバイ破りが2つありますが、前者は公共
交通手段を用いたトリックです。意表をついてなかなか鮮やか
ですが、読者が推理できる材料を与えていないのが不満。
後者の写真トリックも読者が推理で真相に達することのできる
性質のものではなく正直残念(もともと僕は写真トリックが
好きではない)。

No.1 4点 E-BANKER
(2010/07/01 21:33登録)
「ルポライター浦上伸介モノ」ではなく、京都府警の刑事を探偵役に据えた作品。
ひとことで言うなら、「ザ・トラベルミステリー」とでも書評すればいいでしょうか、とにかくこの頃全盛期ともいえる、アリバイ崩しを主眼にした典型的トラベルミステリーです。
メインの京都~甲府間のアリバイトリックについては、最終的に○○の存在に気付いただけという驚愕の内容!(サブの写真を使ったトリックもなかなかシュールです)
真犯人については、途中で100%察しがつきますが、「ドンデン返し」があるのか?と構えていると、そのまま「やっぱりこいつが犯人でした・・・」ということで終わってしまいます。
まぁ、さらっと読むにはちょうどいい作品かもしれませんが・・・

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