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ミステリの祭典

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殺人ドライブ・ロード

作家 井沢元彦
出版日1983年10月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 7点 パメル
(2017/07/04 01:12登録)
第一部では犯人による殺人計画の遂行課程そして第二部ではそのルートにそって探偵役が捜査し終幕にすべての事柄が暴かれるという最後まで息もつかせないようなテンポで進む展開に惹きつけられる
トリック自体はある程度地理に詳しい方ならすぐにピンとくると思うし少し無理があるため感心は出来ない
ただ冒頭のある部分と序盤に描かれた事実が後半に大きな意味を持ってくるという構成力は素晴らしい
これですべて決着がついたと思わせておいての最後のどんでん返しは驚かされるしフーダニット・ホワイダニットとも十分楽しめる

No.1 6点 kanamori
(2010/06/12 18:53登録)
アリバイ・トリックがちょっと意表を突く本格ミステリ。
いつもの歴史の謎+現在の殺人事件という得意のプロットではなく、真正面から読者に挑戦するような凝った本格編だと思います。序盤から丁寧に伏線が張られていて、一応の真相は読めると思いますが、もう一段階上の真相まで到達できる人は少ないのではないでしょうか。

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