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ミステリの祭典

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このミステリーがすごい!’99年版
別冊宝島編集部編

作家 雑誌、年間ベスト、定期刊行物
出版日1998年12月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 3点 江守森江
(2010/05/21 18:55登録)
年刊雑誌なので採点は一律の3点。
とうとう海外だけでなく国内ランキングも図書館の棚の前で眺めれば済む代物に成り果てた。
読みたい所が国内作家・私の隠し玉で、この年から書かれ出した倉知淳のコメントだけであった。
今眺めると隠し玉で出版予定を発表しても大半が予定通りにならない現実を実感する。
※何故一律3点にしているのか。
基本的に(ボヤキや雑談はあるが)評論はされていない。
ガイドとしても一年毎では浅い(月刊誌の作品紹介を毎月読む方が上かも)
ランキング自体はネット発表でも何ら問題ないと考える(わざわざ出版する意義は薄れた)
以上の事柄を踏まえて、まともな作品と同等の評価はすべきではないと考え、最低レベルのミステリーやミステリーの範疇外な作品につける2点より1点高い3点にしている。

No.1 7点 Tetchy
(2010/05/19 22:00登録)
この年の国内1位は最近文庫化された髙村薫氏の『レディ・ジョーカー』。いやあ、10年以上経っての文庫化だったのね。
二階堂氏の狂気の4部作『人狼城の恐怖』が出たのもこの年。
海外1位はセオドア・ローザックの『フリッカー、あるいは映画の魔』。今のところこれ1作限りじゃないか、この作家?
クックの「記憶」シリーズとハンターのスワガーシリーズの第1作が出たのもこの年。

「笠井潔VS匿名座談会事件」で転換期を迎えた感のあるこの年。率直な感想を云わせてもらえば、お互い大人気ないなと。
読んでて気持ちのいいものでもないし、結局は己のドグマのプロパガンダ的行為にしかとれなかった。
また年々募る「新し者好き」の傾向がランキングにさらに拍車がかかってきたように思う。
この頃から『このミス』に違和感が出始めた。

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