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ミステリの祭典

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このミステリーがすごい!’98年版
別冊宝島編集部編

作家 雑誌、年間ベスト、定期刊行物
出版日1997年12月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 3点 江守森江
(2010/05/21 18:34登録)
年刊雑誌なので採点は一律の3点。
海外ランキングは興味ないのだが、近々読む予定の「衣装戸棚の女」が14位にあるのが目に留まった。
とりあえず眺める国内ランキンもランクイン作品どころか9点の連城三紀彦「美女」くらいしか興味が向かなかった。
それでも、救いは巻末近くのコラムで大好きな平石貴樹の新刊(当時)と文庫の復刊に触れられていた事だろう。

No.1 9点 Tetchy
(2010/05/16 21:31登録)
この年は桐野夏生氏の『OUT』が初ランクインにして1位という彼女にとってターニングポイントとなった年でもある。
また京極夏彦氏が妖怪シリーズに加え、怪談シリーズの第1作『嗤う伊衛門』で2作を10位圏内に入れるという健筆ぶり。
異色なのは『硝子の家』という古典作家のアンソロジーがランクインしたこと。
海外ではフロストシリーズの『フロスト日和』が1位を獲得したが、それよりも『赤い右手』、『カリブ諸島の手がかり』などをランキングに放り込んだ国書刊行会の活躍が印象的。

コラムも継続しているがクオリティが下がり、つまらなくなってきた。
またベテラン作家の評価が低くなり、新人礼讃の傾向が強くなったのもこの頃が起源か。

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