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ミステリの祭典

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ダビデの星の暗号
名探偵・芥川龍之介

作家 井沢元彦
出版日1984年12月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 7点 mediocrity
(2019/11/04 14:50登録)
『猿丸幻視行』は折口信夫が主人公だったが、今回の主役は芥川龍之介。
伊達騒動にまつわる暗号解読がメイン。タイトルを見ただけで分かるが、日猶同祖論ももちろん絡んでくる。
『逆説の日本史』と同じく説明が所々くどい。どこまでが事実でどこからがフィクションなのかわかりにくいが、後西院天皇が後西天皇に表記が変わったあたりの話は興味深い。
ミステリ度合いは『猿丸幻視行』より低いが、ストーリーは楽しかった。

No.1 5点 kanamori
(2010/05/28 18:44登録)
芥川龍之介を探偵役にした歴史謀略系ミステリ。
伊達騒動の裏の真相に繋がる掛け軸の暗号や、日本人ユダヤ同祖説などの奇説を絡ませた密室殺人を描いていて、さらに脇役で江戸川乱歩を登場させるなどサービス精神旺盛なところは買いですが、大風呂敷を広げた割に真相がアレではちょっと腰砕けの感じです。

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