home

ミステリの祭典

login
このミステリーがすごい!’97年版
別冊宝島編集部編

作家 雑誌、年間ベスト、定期刊行物
出版日1996年12月
平均点7.00点
書評数2人

No.2 10点 Tetchy
(2010/05/15 18:09登録)
馳星周がデビュー作にして1位を獲得するという快挙を成し遂げた年。ずいぶん後になって読んでみたが、それほどか?と思ったが。
国内ではその他東野圭吾と宮部みゆきが復活ののろしを挙げているような勢いがあり、西澤保彦がやっとランクインした。

海外はラヴゼイ、エルロイ、フランシス、クラムリー、ジェイムズ、ル・カレ、キングといったベテラン作家とコナリー、ランズデール新興勢力の鎬の削り合いが見られる非常に贅沢な一年だった。

やっぱりこの頃のミステリ・シーンは面白い。

この年から作家の隠し玉コーナーが始まったのと、巻末に過去のこのミスのランキングがまた載っており、かなりのお得感があった。

No.1 4点 江守森江
(2010/05/14 01:31登録)
本来なら年刊雑誌なので採点は一律3点だが、この年から当時としては斬新な企画「国内人気作家の隠し玉」が加わり、更に過去8冊(当年含め10年分)のベスト20が掲載され保存意義が出たので+1点。
海外翻訳ミステリーのランキングは相変わらず興味なし。
この年はベスト20に好みの本格ミステリが「星降り山荘殺人事件」「どちらかが彼女を殺した」「時の誘拐」と3作もあるし、3位「名探偵の掟」も嫌いではない。
古い作品の再編集復刊なのでランクインせず逆に良かったと思えるが鮎川哲也「赤い密室」「青い密室」の2冊は刊行意義ならダントツの1位だろう!
結婚・引越などプライベートが忙しく、今以上に限られた嗜好の範囲でしか読書していなかったことが思い出される。

2レコード表示中です 書評