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ミステリの祭典

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阿蘇・雲仙逆転の殺人
壮&美緒

作家 深谷忠記
出版日1990年06月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 makomako
(2011/09/17 16:09登録)
旅情ミステリーとして渥美半島から雲仙阿蘇と観光名所を旅するような感覚を盛り込んだサービスあり、奇抜なトリックありなのになんだかもうひとつインパクトにかける。ずいぶん昔読んだものを再読してみたが当時も今もこんな印象は変わりない。

No.1 6点 kanamori
(2010/05/05 20:59登録)
黒江壮&美緒コンビの本格ミステリ。
静岡と愛知の海岸に流れ着いたバラバラ死体と九州・福岡の容疑者とを結びつけるアリバイ崩しもの。
初期の逆転シリーズは比較的アリバイ・トリックに凝ったものが多く、今回も壮大なトリックが虚を突き、ていねいな伏線とか死体をバラバラにした理由とかなるほどと思わせます。「逆転」とは発想の転換の意味のようです。しかし、終盤に壮が「考える人」状態になるパターンは、毎度苦笑ものです。

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