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ミステリの祭典

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本格推理⑮さらなる挑戦者たち
鮎川哲也編

作家 アンソロジー(国内編集者)
出版日1999年11月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 測量ボ-イ
(2011/12/03 13:50登録)
久々にこのシリ-ズを読みました。
多少のあたりはずれはありますが、どれもまずまず粒より
の作品。
僕自身の好みでいえば、「隣の部屋の殺人」あたりがよか
ったです。(古臭い密室トリックですが、そこがまた良い)

No.1 5点 Tetchy
(2010/04/27 22:18登録)
『本格推理』シリーズも今回が最終巻。
15冊も巻を重ねて、その中には目を見張るもの、プロ顔負けの巧さが光るもの、素人の手遊び、独りよがりのものと玉石混交という四字熟語が相応しいシリーズだった。

で、今回はといえば、はっきり云って小説として読めたのは石持浅海氏の「利口な地雷」のみだったという印象が強い。もうこれはこの時点においてプロの筆致である。題材も対人地雷禁止条約をプロットに絡ませるなど、他とはオリジナリティが群を抜いており、読み物として非常にコクがあり別格の出来映えだ。
その他には読み物として「六人の乗客」が読み応えがあった。

シリーズ最後で有終の美を飾れなかったというのが正直な感想である。

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