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ミステリの祭典

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蔵書まるごと消失事件
移動図書館貸出記録シリーズ

作家 イアン・サンソム
出版日2010年02月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 7点 響の字改
(2017/05/31 19:39登録)
あ…ありのままこの本の感想を話すぜ!

『創元推理のレーベルでこの表紙とタイトルを見て"ほんわか系のライトミステリ" と思ったらミステリでも日常の謎でもほんわかでもなかったけどミステリだった』

な…何を言っているのかわからねーと思うが
おれも読後にどう纏めたら良いのかわからなかった…

催眠術だとか超スピードは全く出て来ませんし大半が探偵気取りの本オタクと田舎物のネジの飛んだ会話劇。そしてソレだけでぐいぐい進むストーリー。
読んでる方もぐいぐい引っ張られます。エンディングの〆もニヤリとできてええですな(*´ω`)

No.1 5点 nukkam
(2010/04/03 09:38登録)
(ネタバレなしです) 英国のイアン・サンソムが2005年発表したデビュー作でユーモア本格派推理小説です。何度もとんでもない目に遭って悲鳴と頭痛薬を欠かさない主人公描写(しかも推理は暴走気味)から目を離せません。主人公以外にも個性的人物が多数登場し、まるでクレイグ・ライスのマローンシリーズの世界です。もっともライスほどには羽目を外さず、文章にどこか抑制が効いているところはイギリス作家ならではでしょうか。映像化したらかなり派手なものになりそうですが。殺人の起きない謎解きは物足りませんが気軽には読める作品です。

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