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ミステリの祭典

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夜行列車(ミッドナイト・トレイン)殺人事件
十津川警部シリーズ

作家 西村京太郎
出版日1981年04月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 7点 斎藤警部
(2015/07/16 13:49登録)
タイトルが紛らわしい「寝台特急」とは似て非なる鉄道京太郎の初期作品。謎は強烈だが割と地味な場面に始まるかの作と異なり、いきなり国鉄(!)総裁に列車爆破脅迫状という派手な立ち回りでスタート。脅迫状の出し方がまた変わっててケレン味上等! 時を同じくして、脅迫とは無関係と見える、しかし謎多き殺人事件が発生。 さてその後は、、京太郎さんの筆に任せて安心、いや安心する隙も無いサスペンスで最後まで力走だ!

No.1 5点 E-BANKER
(2009/12/25 23:39登録)
光文社文庫の復刻版「西村京太郎アニバーサリーフェア」の第4作目で超久しぶりに再読。
”謎の提起”はいいですね。
国鉄(!)総裁宛に「夜行列車の爆破」を予告する匿名の手紙が届きますが、どの列車がいつ爆破されるのか不明なまま十津川警部が捜査を開始して・・・という展開。
まぁアリバイトリックについては、今となっては子供だましのようなレベルですし、「○○駅」が2つあるというのはファンならば周知のことでしょう。
ただ、400頁超の話をこれだけスラスラ読ませるのはやっぱり作者の力量でしょうか? それとも軽いだけ?

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