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ミステリの祭典

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不祥事
花咲舞

作家 池井戸潤
出版日2004年08月
平均点6.00点
書評数3人

No.3 6点 haruka
(2014/02/13 23:56登録)
女版半沢直樹といってよい連作短編。池井戸ファンなら既視感のあるストーリーもあるが、全体的によくまとまっていて楽しめた。

No.2 5点 こう
(2012/11/19 00:12登録)
 池井戸作品は読み進めると銀行ってこんなに腐っているのか、と思ってしまう筆致ですね。女主人公は狂咲って呼ばれている様ですが読んでいて至ってノーマルなキャラクターに感じました。内容は面白い銀行小説でしたがキャラクターがそんなに狂ってなかったのが少々物足りなかったです。

No.1 7点 E-BANKER
(2009/12/10 22:51登録)
こちらも氏の連作短編集。
某銀行事務部臨店班に所属する美貌の女性銀行員、花咲舞が主人公の”痛快?銀行ミステリー”。
出世欲や組織の理論に毒された幹部行員の悪行に対して、主人公が正論を振りかざし、まさに「メッタ斬り」にしていきます。
全8編の中では、大百貨店の御曹司を悪人に据えた「腐魚」と「不祥事」が最も痛快です。
他にもアナグラムが面白い「荒磯の子」も捻りが効いててなかなかの良作。

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