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ミステリの祭典

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繋がれた明日

作家 真保裕一
出版日2003年05月
平均点5.00点
書評数3人

No.3 5点 zuso
(2024/11/13 21:41登録)
喧嘩で殴られ、その恐怖と怒りで相手を刺し殺してしまった少年の彼が仮出所するところから物語は始まる。
家族の苦悩に、就職差別など塀の外に出て自由になった時から、また別の苦悩が始まる。なぜ自分だけ、という意識を捨てきれないまま過ごす日常、そして身の回りに起こる変事、と考えさせられる作品。

No.2 4点 ピョコ
(2005/03/21 20:55登録)
前評判のわりにがっくし・・・

No.1 6点 りえ
(2003/10/25 23:17登録)
出所後の主人公にふりかかる問題を描いたもの。主人公が、過去の自分の犯罪記事のビラをまいた人間を突き止めていく中で、犯した罪や被害者遺族と向き合い、自分のこれからを見つめ直していく。これを読んだとき真っ先に、東野圭吾さんの「手紙」と似てるなと思った。このての話は妙にせつなくなるなー。ミステリっていうより、人生を考えさせられる内容だね。

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