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ミステリの祭典

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大密室
有栖川有栖・恩田陸・北森鴻ほか

作家 アンソロジー(出版社編)
出版日1999年06月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 7点 蟷螂の斧
(2023/08/31 11:24登録)
( )はエッセイ。どの作者も「密室」のお題で苦労した様子
①壺庵殺人事件(有栖川有栖) 5点 地下室は上蓋式の入り口があり、梯子で上り下りする形式。その中で首吊り死体が発見された。死体には壺がかぶされていた・・・消灯(鎌倉の明月院の開祖は「密室」)
②ある映画の記憶(恩田陸) 7点 潮が満ちると危険な岩の上でさっきまで手を振っていた叔母が死亡。原因は溺死であるが服は濡れていなかった・・・舞台監督(美しい密室トリックは「猟犬クラブ」(ピーター・ラヴゼイ))
③不帰屋(北森鴻) 7点 片田舎の離屋で起こった雪の足跡密室事件・・・人身御供(「重量の密室」犯人は横綱。本当は「十両」にしたかった)
④揃いすぎ(倉知淳) 5点 客は隣室の仏間から亡き妻の声「こっちへ来て」を聞く。翌日主人の縊死死体が発見された・・・病院の領収書(「過ぎ行く風はみどり色」は密室の認識がなかった)
⑤ミハスの落日(貫井徳郎) 8点 幼馴染の男女が偶然、バルセロナの街で出会う。そして二人が昔、遭遇した密室事件に話が及ぶと・・・神の密室。密室のHOWよりも(面白い本格は天然記念物、面白い密室は特別天然記念物。表ベスト3「黄色い部屋の謎」「プレーグ・コートの殺人」「斜め屋敷の犯罪」裏ベスト「帝王死す」「見えないグリーン」「念力密室!」)
⑥使用中(法月綸太郎) 6点 死体のあるトイレに閉じ込められた男。外には犯人が?・・・決断の時。ユーモア系(チェスタトンが父親でカー(不可能興味)とクイーン(逆説)が子供)
⑦人形の館の館(山口雅也) 7点 ドールハウスの密室内で妻を殺害するという脅迫状がと届いた。その部屋に入れないよう鍵をかけた。妻が帰宅すると同時に射殺された。、少しの間、目を離したら妻が消え、部屋の中に放置されていた・・・ドールハウス偏執狂(「密室」則ち「ミステリー」)
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No.1 5点 kanamori
(2010/05/19 21:53登録)
密室ミステリ・アンソロジー。
有栖川有栖、恩田陸、北森鴻、倉知淳、貫井徳郎、法月綸太郎、山口雅也と当代人気作家がそろっていて、内容も出来がいい作品が多いですが、いかんせんほとんどの作品が自身の短編集に既に入っていて、現在このアンソロジーの意義は薄れてしまいました。

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