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ミステリの祭典

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逃げ出した死体 伊集院大介と少年探偵
伊集院大介シリーズ

作家 栗本薫
出版日2006年12月
平均点4.00点
書評数2人

No.2 2点 ボナンザ
(2024/10/14 20:12登録)
少年ものとして読むべき一作。逆にそうした一人称がきついと読むのが苦痛になる。

No.1 6点 nukkam
(2010/03/27 00:20登録)
(ネタバレなしです) 「伊集院大介と少年探偵」の副題をもつ、2006年発表のシリーズ第28作です。本格派推理小説らしさを感じさせるところもありますが巻き込まれ型サスペンスの要素も強く、謎解き伏線が解決前に読者へ十分提供されているわけではありません。とはいえ主人公の少年(14歳)のモノローグ(独白)が延々と続き、物語の4分の3近くまで彼以外に生身の人間として登場しているのはアトム君ぐらいというプロットはなかなか個性的です。少年のキャラクターに共感できない場合は全くつまらなく感じてしまう危険性がありますけど。余談になりますが余命あと数ヶ月で書かれた講談社文庫版(初版)の作者あとがきは痛々しさがひしひしと伝わってきて読むのが辛かったです...。

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