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ミステリの祭典

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相棒シーズン1
テレ朝相棒シリーズ

作家 碇卯人
出版日2007年10月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点
(2012/10/09 10:03登録)
テレビ・シリーズ化された最初のシーズン・ドラマのノベライズ短編集です。

この頃はページの制約があったのか、個別の2作品を1つの作品にコンパクトにまとめたものが3編あり、全12作品が9編に集約してあります。
それらについては削りすぎで物足りなさを感じます。しかも関係のない2作を無造作にまとめるのはどうかとも思いました。「特命係、最後の事件」だけは、両作品につながりがあるので問題はありません。
個人的には、仮面を着けた理由がおもしろい「仮面の告白」、このシリーズとしては珍しく物理トリックを用いた、悲しいラストの「最後の灯り」が好みです。ひとまとめ短編である「杉下右京の非凡な日常」の中の「人間消失」の2つのトリックも気に入っています。

採点は若干甘めかなという気もしますが、再読というような位置づけなので、テレビドラマを初めて見たときの印象で評点してみました。

No.1 6点 江守森江
(2009/05/24 15:21登録)
再放送を期待して待つか、DVDを借りるか、小説を読むかの三択。
ドラマの世界をイメージできる人にはお手軽な小説がお薦め。

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