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ミステリの祭典

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知りすぎた女

作家 ブライアン・フリーマントル
出版日2006年02月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 4点 あびびび
(2010/09/29 07:03登録)
ネタばれ感あり

最初は男性が主人公で、「知りすぎた女(愛人)」を始末する類のサスペンスかと思ったが、意外な方向で物語は進んだ。

この作家は初めてだったが、次はもっと評価の高い作品を読んでみたい。

No.1 7点 Tetchy
(2009/05/14 19:38登録)
父親が経営する会社―本書の場合は義理の父親だが―が悪事に加担しており、それを自分が引き継ぐ事になったら・・・という、クーンツ張りの巻き込まれ型サスペンスをフリーマントルが書くと斯くもこのように実に緻密な物語になるといった見本のような作品だ。
ただハイソサエティクラスの人物達の物語であるから、どうしても明日は我が身といった危機感を感じられないのが難点ではある。

しかし最後に抱いた感想は「女は怖いなぁ」ということ。
1人の男性を巡る正妻と愛人が困難を乗越える話だが、2人のやり取りがドロドロしていない分、最後の仕打ちにうすら寒さを覚える。

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