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ミステリの祭典

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綺羅の柩
建築探偵シリーズ

作家 篠田真由美
出版日2002年08月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 nukkam
(2015/08/11 13:20登録)
(ネタバレなしです) 2002年発表の桜井京介シリーズ第9作です。メインの謎解きが失踪事件というのは本格派推理小説のネタとしては弱みになりやすいのですが、本書は謎解きよりも人間ドラマに力を入れているようなところがあるのでそれほど問題にはならず退屈はしませんでした。ただ一方で霊能者(?)や密室といった古典的な本格派推理小説でよく使われた材料を用意しながらもそれらを十全に扱えていないような印象も受けました。

No.1 5点 vivi
(2009/02/24 01:33登録)
タイのシルク王、ジム・トンプソンの失踪事件に材を取った作品。
ただし作品中ではジェフリー・トーマスと名前を変えているとおり、
ここで示される解決はもちろんフィクションです。
が、本当はどうだったのかな~?と色々想像させられますね。

キャラ小説としては豪華キャストなのですが、
ミステリとしては「謎」の設定が薄い感じで不満もあります。
伏線が直線過ぎて、バレバレって感じだから。
でも、解説の若竹氏の言うように、それでも読んでしまう小説ではあります(^^;

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