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ミステリの祭典

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医者よ自分を癒せ

作家 イーデン・フィルポッツ
出版日1956年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 斎藤警部
(2015/06/18 19:52登録)
英国田園地帯に住む医師の独白で構成される謎の文書、の様な小説。 この医師、最初は比較的まともな人物の様ですが、徐々にどうもおかしい所が見え隠れ。これは、何かあるぞ。。
古式ゆかしい面を差し引いてもなお読みづらい文章ではあります。が、物語の風格に圧されてまず退屈無しに最後まで読み切りました。これはやはり、ミステリの薫り漂う文芸作品。
現代の作家だったら、まして東野圭吾だったら、この物語の最後にまさかの劇的極まりないオチを付けて全てをブチ壊し、「おォ、本格推理小説だったんだ!!」と読者を唖然とさせる方に行くのではないかな。(このお話の最後だってドンデン返しっちゃそうなんですが)

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