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ミステリの祭典

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ルーサン警部の犯罪
刑事コロンボ

作家 リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
出版日1982年11月
平均点4.00点
書評数2人

No.2 4点 青い車
(2019/11/14 23:56登録)
 如何せん犯人の設定の面白さに頼り過ぎな感があります。いろんな方が指摘されていますが、決め手のぬるさは大きな不備だと思います。刑事ルーサンのパロディ的な楽しさを除けば、見るべきなのは犯行方法の目新しさくらいでしょうか。起伏に乏しく中だるみしている点からも、シナリオの磨き上げが明らかに足りません。

No.1 4点 江守森江
(2011/02/18 05:59登録)
本エピソードのノベライズは「特選・刑事コロンボ5」で「逆転の構図」(←此方はノベライズ単独本もある)とカップリングされている。
作品世界でもコロンボ同様な人気刑事ドラマ「刑事ルーサン」がある設定で、犯人であるルーサン警部とコロンボが推理合戦する展開は面白いのだが、如何せん犯人のミスで決め手の物証が残っている展開なので倒叙作品としてのデキは平凡。
ノベライズは入手し難いし読む必要性を感じなかった。
原作のドラマでも唯一の見所がルーサン警部役のウィリアム・シャトナーな残念なエピソード。
私は「ボストン・リーガル」でシャトナーを好きになったので本エピソードの見所と思ったが、別ルートでシャトナーを好きになった方々にはドラマすら見所の無い駄作と評されている。
ノベライズ自体は3点でもしょうがないレベルだが「ボストン・リーガル」以外のシャトナーの演技が見れて嬉しかった分1点加点した。

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