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ミステリの祭典

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5時30分の目撃者
刑事コロンボ

作家 リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
出版日1976年01月
平均点7.00点
書評数2人

No.2 6点 あびびび
(2019/11/15 15:36登録)
「刑事コロンボ」のテレビシリーズで見ていた通り、小説もそのままの流れに苦笑。しかし、当時はあらかじめ犯人が露見しており、それをじわじわ追い詰める逆転の発想が新鮮でよく見た。

この犯人の計画はパーフェクトに近く、実際の事件だったら、この謎を解く刑事はいなかったのではないかと思うほど。しかし、やっぱりコロンボはしつこいねえ~(笑)

No.1 8点 青い車
(2019/10/13 20:17登録)
 個人的にあくどさを極めた犯人は『自縛の紐』のマイロだと思っていますが、この回のマーク・コリアー医師は、二枚目な悪役としてそれまでなかった犯人像を創り上げています。港での対決で見せた余裕たっぷりの立ち居振る舞いが出色です。その他にも冒頭の暗い診察室、ライター石の推理を披露するパーティー、そしてなんとコロンボの前で行われる第二の殺人など、名シーンを数多く生んでいる演出の冴えは、シリーズでも上位に登る見事さです。

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