home

ミステリの祭典

login
歌声の消えた海
刑事コロンボ

作家 リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
出版日1976年01月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 7点 青い車
(2019/10/13 18:58登録)
 船を舞台にした準海外ロケの「お祭り編」では終わらず、ミステリとしての緊密さも兼ね備えた秀作です。アリバイが成立しないこと、心臓発作を偽装する方法、手袋がない疑問など、着実に証拠を集めるコロンボの捜査が仔細に描かれています。カミさんが出そうで出ないというお馴染みの展開も楽しいです。ついでに、あまり人物像を掘り下げられなかったダンジガーですが、彼を演じたロバート・ヴォーンには存在感がありました。

No.1 6点 江守森江
(2010/04/28 03:18登録)
コロンボには珍しい豪華客船内でのC・C設定。
捜査道具も代用品で賄いながら、相変わらずの洞察力としつこさで犯人に肉迫する。
オチも含めて傑作の一つ。
コロンボ・マニアで知られる大倉崇裕もお気に入りな作品なのか福家警部補でも同様の設定な作品が書かれている。

2レコード表示中です 書評