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ミステリの祭典

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溶ける糸
刑事コロンボ

作家 リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク
出版日1975年01月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 8点 青い車
(2019/09/15 16:57登録)
 オープニングから切れ味鋭いラストまで極めてスピード感のある傑作。電話に出ながら時計を直していた、モルヒネの瓶に指紋が無かった、といった着目はまずまずのレベルです。しかし、時限装置的な第一の犯行が次の殺人の呼び水になるという意欲的な構成や、事件の全貌をコロンボが解明していく流れるような展開、そしてメイフィールドの冷酷さなど魅力的なポイントが尽きません。ただひとつ、ネタバレ的な邦題だけがちょっと気になります。

No.1 4点 江守森江
(2010/04/28 03:59登録)
海堂尊「チーム・バチスタ~」に先駆ける事数十年、手術後の病死に見せかけて殺す医療ミステリーにコロンボが挑む。
実際に完全犯罪が成立してしまうと社会問題になりうる微妙なテーマ。
実際に解剖すれば判別は可能だろう。
溶ける糸の隠し場所の灯台下暗し的なオチが好きかどうかで評価が割れる。

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